About Us
代表者メッセージ
結の会の歩み
『結の会』は1989年に設立しました。その母体は『八王子保育教育を考える会』といい、共に学び、共に生きるという考え方に基づき、「障害児を普通学級へ」とする目標を掲げて活動している市民団体です。この活動を通して育ち、学校を終えた障害当事者の昼間の活動をどう創り出すかという課題に応えるために、『結の会』が作られて「地域での生活を創り出す」活動拠点として、小規模な地域作業所として出発しました。
その後、13年間任意団体として活動を続けてきましたが、活動をさらに発展させていくには法人格が必要と考え、「特定非営利活動法人」としての認証を取得し、社会的信用を高め、様々な事業を受託できるようにしました。
『結の会』は、「共に生きる」という立場で、健常者と障害者が協力し、「働き・学び・楽しむ」ための空間を作り、始めは公的な補助金も全くないところから出発し、後に行政上の用語で「通所訓練施設」として補助金を受けるようになりました。その後、障害当事者が増えそれと共に職員も増やしていき、施設の形態も「通所授産施設」となり、それぞれの人にあった仕事をすることにより、わずかではありますが賃金を支払うようになりました。
活動の経過とともに作業所の中では解決できない生活領域の課題も出てきました。作業所か家族と過ごす時間しかなく、生活の幅が広がらない、将来どうなるのか不安といったことです。親元から離れた生活を経験するために、体験宿泊や休日集うことのできる場を設け、またヘルパーと共に外出することができるための事業所を立ち上げました。
『結の会』は、地域に根ざしてそこに住む障害者が偏見や差別を受けることなく、普通に暮らせることができるようになることを望んで活動しています。会の中では、障害当事者の自己主張・自己決定を尊重し、精神的自立を促し、一人一人の解決すべき課題に応えられる活動を保証するよう努力し、職員と障害当事者もサービスの提供者と受け手という関係性はなくならないにせよ、指導と被指導の関係を越えてできる限り対等に協力し合う関係にしていきたいと考えています。
1989年(平成元年) 『結の会』設立
1990年(平成2年) 「障害者通所訓練施設」として東京都より補助金受給を始める
2002年(平成14年) 特定非営利活動法人認可
2003年(平成15年) 『多目的ルーム西八ゆい』を始める。体験宿泊・休日の集いを行う
2009年(平成21年) 『いつでんどこでん』八王子市移動支援事業所認可移動支援(ガイドヘルプサービス)を始める
2011年(平成23年) 障害者総合支援法「生活介護事業所」認可『らいふ結』と名付け、法人名の『結の会』とは分ける。『多目的ルーム西八ゆい』「短期入所事業所」認可
会員募集
結の会は行政からの事業費を得ながら、会員の皆様の会費、寄付によって運営されています。会の趣旨に賛同してくださる方、活動に参加したい方、資金面で支えてくださる方を募集しています。
ハンディのある人たちが地域で暮らし、街で生きて行くための事業にご協力ください。
※会員の方には結の会通信を送らせていただきます。
正社員
年1回の総会に参加し、議決権を持つ
個人・団体:年会費5,000円
賛助会員
年1回の総会に参加し、議決権を持たない
個人・団体:年会費2,000円